埋込型業務用エアコンは、建物の施工の際にあらかじめ取り付ける場所を考慮し穴を開けておき、この部分にエアコンを埋め込む形となっています。そのため場所を取らずに空調を確保することができる点で非常に便利なものとなっていますが、そのメンテナンスを行うことが難しいことがポイントです。このメンテナンスを行うためには、様々な注意が必要です。一般的には埋込型業務用エアコンはそのユニットが二重構造となっており、内部のユニットだけを引き出してメンテナンスを行うことが可能となる場合が少なくありません。

この場合にはユニット全体を引き出してメンテナンスを行うことができる仕組みとなっており、ユニット部分が開くタイプや、完全に引き出して取り出すタイプなど、様々なものがあります。大型のものの場合には、そのユニットを引き出すことができるレール等が不足している構造となっている場合もあり、作業性が重視されているのが特徴です。また比較的小さなオフィスなどで利用される埋込型業務用エアコンの場合では、壁の反対側にメンテナンスを行うための窓が設けられていることも少なくありません。この場合には壁の裏側に回って作業を行う必要があり、非常に狭いスペースでの作業が強いられる場合もあります。

このタイプの場合には取り付け時にメンテナンスのスペースを確保することが重要であり、場合によっては作業性が著しく損なわれてしまうことも多いため、施工時20分に注意をすることが必要となります。

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